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事例:大規模マンション耐震工事(京都市南区)

この大規模マンションの耐震工事を施工するにあたって、全京都建設協同組合は、
  1. 地震から人命と大切な財産を守り、建物の安全性の向上を図ること
  2. 日常生活の安心と、構造の安全性確保による資産価値の向上
以上の2点を目標としました。確実な耐震工事の施工によって住民のみなさまの生活と財産を守ることはもちろん、自身に対して万全の備えをすることによる資産価値の向上にも配慮しました。

鉄筋コンクリート増壁補強

耐震壁の鉄筋組み立て

耐震性を確保するため、界壁の既存ブロック積みを撤去して、コンクリートの壁へ改修しました。
基礎掘削状況
アンカー工事は無振動ドリル (サイレント工法)を使用して騒音 や振動対策を行いました。
コンクリート打設
ポンプ車にて上層階へコンクリートを送りました。
耐震補強工事の工程完了後、 左官仕上作業を行っています。

施工前後の比較

外見上の仕上げの変化はあまりありませんが、耐震補強工事を講じることによって、安全性が向上しています。
既存壁を鉄筋コンクリートの耐震壁で補強を行いました。
施工前後の比較 その1
施工前後の比較 その2

品質管理

耐震補強工事の行程完了後、さまざまな方法を用いて工事の品質を管理しています。
コンクリート試験
打設前にコンクリートの品質 を確認し破壊強度試験用の供試体を採取しました。
アンカー引張り試験
アンカー打設後の引き抜きによる耐力を検査しました。

柱コンクリート増幅補強

既存の柱を鉄筋コンクリートで覆い、耐震性増幅補強を行いました。
柱補強の鉄筋の組立
解体と掘削の状況
アンカー施工状況
型枠の組立
仕上げの完了

鉄骨ブレース設置補強

採光を確保しながら施工性のよい鉄骨ブレースを設置して、強さとねばりを向上させます。
アンカー工事は無振動ドリル(サイレント工法)を使用して騒音や振動対策を行いました。
鉄骨工場にて寸法・規格等のチェックや、超音波探傷試験を行って品質を確認の上で出荷します。
ブレース鉄骨建方
ブレース取付後は柱・梁と鉄骨間の取合部に無収縮モルタル(グラウト)とよばれる材料を流し込み、既存構造部と一体化させます。
施工前後の比較

柱鋼板巻き補強

柱に鋼板を巻いて補強し、耐震性を向上させます。
柱廻りの仕上、サッシ、土間等全て解体し、土を掘り出した状況です。
基礎を鉄筋コンクリートで大きさを増幅してから、肉厚のある鉄板を設置しました。
グラウト材を流し込み、仕上げにとりかかるところです。

施工前後の比較

品質管理

補強工事の行程完了後、「超音波探傷試験」や「グラウト材の破壊強度試験」などの方法によって、工事の品質を管理します。
(左)溶接部の超音波探傷試験を行いました。(中)(右)グラウト材の流動性を確認し、グラウトの供試体を採取して破壊強度試験を行い、品質を確保します。

渡り廊下落下防止補強

地震時の大きな揺れに対応するために、既存躯体との一体化と鉄骨柱の設置にて渡り廊下の落下を防止します。
補強工事のポイント1
補強工事のポイント2

施工前後の比較

外部階段倒壊防止補強

鉄骨プレートの設置
サイレント工法によるアンカー工事
鉄骨梁の設置

施工前後の比較

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