全京都建設協同組合がご紹介するのは、住まいづくりのもうひとつの新しい形「コーポラティブハウス」という考え方です。
住み手が協同組合方式で協同の住まいづくりを目指そうというのが、この「コーポラティブハウス」の考え方。
百聞は一見にしかず−1999年10月に完成した京都市上京区の「栗の木コーポ」を覗いてみます。
コーポラティブハウス「栗の木コーポ」webウォッチング
「栗の木コーポ」は、京都五山のひとつ相国寺の東側の閑静な住宅地にあり、鉄筋コンクリート造三階建で、12家族がそれぞれの要望を生かした設計の個性ある住まいに入居しました。全京都建設協同組合が施工、企業組合もえぎ設計がコーディネイトと設計にあたりました。
写真は、竣工式の様子。オープンハウスの催しがおこなわれ、市民多数がつめかけました。
コーポ建設組合の中林浩代表理事が、「この取り組みの間、誰かが抜けるというようなことが一度もなかった。住んでみると、いろいろ面白いことが起きる。うちの五歳の子は、1000平方メートルの広い家に住んでいるように感じている」と、
建物や敷地全体を我が家と感じていることを紹介し、12家族の信頼関係の深まりを強調しました。
また、全京都建設協同組合の永井修治専務理事が「住まい手・設計者・施工者が一体となり、木を生かした住まいづくりができて喜んでいます。今後のまちづくりのひとつのモデルになっていくと思うし、私たちもこの経験を生かしていきたい」と感謝を述べました。また、美山町の杉が随所に使われていることから、同町森林組合木材加工センターからも感謝の言葉が寄せられました。
12戸の全世帯がオープンハウスとして公開され、近隣の住民らが多数訪れました。「わぁ、大文字がきれいに見える」と驚きの声をあげる婦人、「ずいぶん思い切った間取りですね」と杉材を多用した部屋の住み手に質問する夫婦などの姿もあり、楽しい語らいの場となりました。
(企)もえぎ設計、全京都建設協同組合、(株)全京都ハウジングの三者に「寄せ書き」の額が感謝の記念品として贈呈されました。そこには、「ベランダに花をいっぱい咲かせたい」「ミニコンサートを開きます。みなさん、お越し下さい」「いろんな家にボクのいろんなおもちゃがあったらいい」「春はお花見、夏は水遊び、秋は焼きいも、冬は雪合戦」など、喜びと期待にあふれた言葉が踊っていました。早く、そうできるといいですね。




