受賞

まちづくりコンクールで入賞~「再生住宅」川越邸~

 (財)京都市景観まちづくりセンターは、優れた都市景観を形成している建築物などを対象に「景観・まちづくりコンクール」を行ってきましたが。全京都建設協同組合が応募した西陣の「再生住宅」川越邸が、優秀賞を受賞しました。

 川越邸は築後百年以上の元糸屋の商家。町屋風の家に改築することになり、まだ十分使える良材が多かったことから「再生住宅」に取り組むことになり、昨年春に完成したものです。

作品のアピール

 1200年もの歴史の中に、連綿と培われてきた京の町屋。洗練された美しさと快適さは、日本の都市住宅の頂点とされてきた。ここ、京都西陣の川越邸は、築後100年以上の元糸屋の商家。5年前の阪神淡路大震災を機に耐震診断を受け、その後、雨漏りや排水などの問題で不便さを感じるようになった。息子さんやお孫さんに「昔風の家がいい」といわれ、当主が「町屋風」の家に改築を決定。まだ十分に使える良材が多かったことから、「再生住宅」に取り組み、99年春に完成した。「暗い」「寒い」「使いにくい」という町屋のイメージがあるが、天窓、吹き抜け、床暖房など、現代のライフスタイルに合わせた住みやすい町屋に再生されました。環境問題がクローズアップされているが、良材が廃材と化す時代が過ぎ、世代を超えて快適に住み続けられる21世紀型の住まいの一つの典型では。

  • 設計者 WIN建築設計事務所 栗山裕子
  • 施工者 全京都建設協同組合 代表理事 荒木正亘
  • 所在地 京都市上京区元請願寺通堀川西入富小路町464
  • 地域・地区 准工業地域、美観地区第4種地域、准防火地域
  • 延床面積 214平方メール(改修部分)
  • 完成年月 平成11年3月

「景観・まちづくりコンクール」連続受賞!~かもがわ出版社屋~

 京都市と(財)京都市景観・まちづくりセンターが主催の「景観・まちづくりコンクール」で、建設協組が施工した【かもがわ出版社屋】が優秀賞を受賞しました。これは京都の自然、歴史、伝統、文化を大切にしつつ優れた都市景観を形成している建築物などを対象にしたもので、2000年の第1回に引き続き連続受賞です。

作品のアピール

 1200年もの歴史の中に、連綿と培われてきた京の町屋。洗練された美しさと 西陣地区の一角、葭屋町通と出水通の角地に位置するこの建物は、京都の出版会社が社屋として再利用した京町家の改修事例である。周辺地区では業態の変化や住環境の多様化により旧態の町家がマンションや駐車場付の戸建住宅に建て替えられ、従来の連続したまちなみ景観が失われ、雑然とした景観に変化しつつある。今回、失われつつある町家景観を復元・継承するため、老朽箇所の補修とともに機能要求により改変された表構えを創建当初の姿に近づける工事を行なった。銀いぶしの桟瓦、白漆喰で塗り込められた虫籠窓、糸屋格子の入った出格子、下見板張りの腰板など、従来の町家の意匠が復元されるとともに、新たに格格子で囲われた駐輪場や既存の出格子を再利用したショーウィンドウなどが違和感なく付け加えられた。今回の事例が周辺のまちなみ景観のランドマーク的な存在として地域の人達に愛され、時代に継承されていく事を願っている。

  • 建築主 (株)かもがわ出版 代表取締役 田村能史
  • 設計者 建築意匠設計室 代表 山田雅巳
  • 施工者 全京都建設協同組合 代表理事  杉原武
  • 所在地 京都市上京区堀川通出水西入亀屋町321番地
  • 地域・地区 商業地域、美観地区(第4種地域)、準防火地域
  • 完成年月 平成14年12月