文化財発掘調査

清水寺の写真 1977年の事業開始から今日まで、自治体、大学、各種団体様とお取り引きを拡げてまいりました。
機材・備品のリースはもちろん、現場設営、土木工事から現場作業員、ガードマンの派遣まで、埋蔵文化財の発掘に必要なすべてのシーンで総合的なサポートをさせていただいております。

発掘調査の概要

  1. 仮設事務所の建設

    仮設事務所の設置について、みなさんも建築・建設現場などで見たことがあるかもしれませんが、埋蔵文化財の調査もそれにもれることなく、特に長期の現場になることも多々あるので、かなり充実した事務所を建設します。
    大きな現場の場合プレハブ形式の仮設ハウスを建て上げます。中の設備も、電気・水道・ガス・空調・通信・内装・大工工事などを手掛けてています。

  2. その他付随工事

  3. 事務所内の備品や調査地での機材のリース、調査地の仮囲い

    現場での仮設ハウス建て上げ工事と並んで柱になる事業としてリース事業があります。現場での土の運搬に使用するベルトコンベアーや発電機、水中ポンプや古墳調査などで木や草をを切断するために使うチェーンソーや草刈り機。その他変わった物では調査地の表面をより綺麗にするために業務用掃除機などを使用します。
    導入以前までは小さなホウキハケで土ほこりを掃除されていたのですが、業務用掃除機の提案により作業効率が大変上がったとの声が現場から多々あり現在では全国の調査に活躍しています。ちなみに業務用掃除機を遺跡調査に日本で初めて導入提案させていただいたのは我が組合だと調査関係者からいまだによく言われます。その他現場まわりの仮設フェンスや写真撮影に使用するローリングタワー、現場との段差の上り下りに使用するユニステップなどの仮設材や、もちろん仮設事務所で使用する事務設備や台所設備、仮設トイレなど機材リースの資材も活躍しております。

  4. 重機での掘削及び土の搬出、場内移動

    調査地内では、表面は宅地やたんぼや畑などいろいろな状態になっています。たいていのケースでは過去の生活地表面の上に土や砂などで造成して現在の姿に変化しています。その土を埋蔵文化財として記録しておかなければいけない深さまで掘削していきます。地表からの深さは数10㎝の場合から5mないし6m以上深くなることも多々あります。これだけの土を人力で掘削していては気の遠くなる程時間がかかってしまいます。
    ここで活躍するのが建設現場ではおなじみのユンボです。過去の生活地表面のことを遺構面と呼んでいるのですが、遺構面の数㎝手前までバックホーで掘削することにより作業時間の短縮、人件費の削減につながります。使用するバックホーは特殊なものを使うわけではなくバケットが平爪になっているものを使用するぐらいですが、一番重要な事は数㎝単位で土をはぐように遺構面にそって掘削できなければなりません。
    オペレーターさんの熟練した技術が必要とされ調査のはかどりもオペレーターさんの腕に大きく左右されます。
    調査員の指示のもと、この段階で掘り残しが多いと人力での掘削の割合が増える事になるからです。ですから調査開始段階でもっとも重要な業務の一つだといえます。調査員の土質を見る目とオペレーターの腕にコスト削減が大きくかかっているのです。

  5. 調査作業員の派遣、調査団体本部施設などの修繕工事

    次の作業としてみなさんがテレビなどでよく目にされる人力での作業になります。まず手ガリと呼ばれる草を刈る道具で土の表面を綺麗に削って掃除していきます。表面を綺麗にすることにより土の質、色などがよく分かるようになります。人間の生活面の地質は現在でもそうですが、しっかり地盤改良された(大昔の土木技術では人力でたたいて踏み固めたり石などを敷きつめることぐらいしかできなかったはず) 地面に家や道路を整備していかなければ生活できなかったはずです。その地層を探しだす事が大きな目的の一つです。次に建物や生活に使った溝や井戸など総称して遺構を見つけだすことが大きな目的の一つです。ではどのようにして判断するのかというと、地面に穴が開いた場所を全く違った土が入るので色が違ったり、その部分だけが砂まじりであったりなど必ず変化した状態で土質にあらわれます。よく土質を見やすくすることが必要なのは上記が大きな理由です。
    遺構の中には遺物と総称される土器や木簡、瓦や石器、鉄製品などいろいろな物が土に含まれています。こういったものを見つけだして取り上げ、掘り起こして、図面化したり写真にのこしたり調査員さんの指示のもと、掘り進めていきます。すべて手作業で行われるので大変な労力が必要です。
    このような作業を専門に行う作業員を派遣していくのも大きな事業の一つです。

  6. 現地説明会

    調査の最終段階にはこれまでの現地での調査内容を多くの方々に実際に見ていただき、いにしえの人々の生活に触れていただくために、各自治体、団体は現地を開放されます。調査報告とともに実際に調査地に入っていただき、より詳しい説明が行われます。
    しかし、調査地は井戸跡や柱穴跡、窯跡、側溝跡などデコボコの状態で大変歩きにくい場所や重要な遺構の囲いなど安全確保が重要になります。このようなケースに我々の仮設での階段やステージ設置などの技術が求められます。調査員さんの晴れ舞台をスムーズにサポートすることも我々の大切な仕事の一つです。

サポートの内容

  • 発掘にかかわる工事
    重機掘削、埋め戻し(バックホー、ペッカー、ニブラ、ブルドーザーなど)、試掘、土砂等の運搬、現場階段(ユニステップ)
  • 現場設営・リース
    ハウス内電気、内装、給排水、ガス、電話線引き込み、トレンチ内電気、土留め、舗装、草刈、樹木伐採、フェンス、仮囲い(万能板、フェンスバリケード、シートなど)、各種移動・解体
  • 現場作業
    専門作業員、ガードマン、調査員の派遣、現場撮影用スカイマスター、ラフタークレーン、作業員用道具の手配

主なお取引先

  • 京都府教育庁文化財保護課
  • 京都市文化市民局文化財保護課
  • 公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター
  • 公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所
  • 公益財団法人長岡京市埋蔵文化財センター
  • 公益財団法人向日市埋蔵文化財センター
  • 大山崎町
  • 南丹市教育委員会
  • 木津川市教育委員会
  • 井手町教育委員会
  • 舞鶴市教育委員会
  • 八幡市教育委員会
  • 京都大学生態学研究所

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